2023.10.06ボーナス併用払いのメリット・デメリット
住宅ローンを組む際に、ボーナス払いを併用するかしないかで、結構悩んでしまいます。早く返済するには入れたほうがいいかもしれませんが、実際に、現在もボーナス払いで別なローン等も返済計画に利用していることでしょう。
そういうこともあり、住宅を建てる時にボーナス併用払いのメリット・デメリットを知っておく必要があります。
ボーナス併用にするには初めにボーナスで払う分と毎月払う分で支払い割合を決めます。
3000万借りて10%をボーナス払いにするとボーナス1回あたりの支払額は約5万。
20%で約10万。3000万円の借り入れでボーナスを使った支払いは600万になります。
ボーナス払い併用のメリット
ボーナス払いにするメリットは月々の支払額抑えられることです。
ボーナス払いの割合を増やすと、その分毎月の返済額が安くなります。毎月の出費を抑えることで、生活費の余裕が生まれます。他のローンを組んでいて、生活に余裕がない状況ならば、少しでも支払いを抑えたいものですね。
ボーナス払い併用のデメリット
ボーナス払いにした分の支払いは年に2回になるので元金が減らず、利息の支払額が増えます。また、ボーナスが出なかった場合支払い負担が大きいということです。
3000万円を固定金利金利1.11%で借りた場合をシミュレーションしてみると、ボーナス時10万円(年20万円)のボーナス払いを併用すると、月々の支払額は6万8985円になる。
ボーナスの総支払額は600万円。ちなみにボーナスありの場合とない場合で利息を含めた総支払額を比較してみると、ボーナス無しの場合は3524万円。ボーナス無しの場合で3526万円となり約2万円の差になります。
これは35年で2万円の差ということであり、一つ目のデメリットである総利息額が増えるということに対しては、ボーナス払いの割合が多くなければそれほど気にするほどの差にはならないようです。
問題はもう一つのデメリットである、ボーナスが出なかった場合の支払額の負担です。1回のボーナスの支払いを10万で設定していた場合、月々の支払+10万円増えることになります。
雇用の多様化が進む現在では必ずしもボーナスや退職金が出るわけではありません。
今回のコロナの影響でボーナスのカットや減額されている企業も多いです。そんな不安定な状態でボーナス払いを併用するのはリスクです。
もしボーナスの減額などでボーナス払いが難しくなった場合はすぐに借入先の金融機関に相談してください。必ず変更してもらえるわけではないですが、支払方法の変更など相談に乗ってもらえます。収入証明など準備するものもありますし、審査に時間もかかるので早めの相談がおすすめです。
まとめ
ボーナス払いの併用について見てきましたが、それぞれの生活スタイルや今現在の収入スタイルに合わせて再度住宅ローンでのボーナス払いの有り無しを考えたほうがよさそうです。
特に、ローンの組み換えなどには時期が決まっていたり、変更の際の条件などが関わってきます。
おうちの相談窓口ではボーナス併用払いや住宅ローンに関する相談も承っています。
また無料のFP相談も承ってますので、お金について心配のある方は一度相談されてみてはいかがですか?