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2023.07.27新居に和室は必要?小上がりがいい?メリット・デメリット

工務店営業時代にプランを描くとき、
お客様に「和室は必要ですか?」と尋ねると、
95%以上の方が「欲しいです。」と答えます。
 

和室写真

続けて、
「和室はどのような使い方をしますか?」
「父母が来た時に泊まったりするのに…」
「そうですか。ではお父様お母様はどのぐらいの頻度で来ますか?」
「ん~年に1回来るか来ないか…」
「年に1回あるか無いかの為に和室が必要ですか?」
「ん~」
ってことが何度もありました。
 
1階に和室を造ると、3~4坪大きくなります。
家は1階が大きくなると建築費は結構上がります。
 
でも、たまにはゴロゴロしたいですよね。
大きな和室は要らないけど、ゴロっと横になれる畳スペースがあると落ち着くという人は少なくありませんし、
あの井草の香りが安らぐ、癒されるいう人もいます。
だったら、3畳ほどの『畳コーナー』はいかがでしょうか!

和室写真2

 
決して和室は必要ない!と言っているのではありません。
仏間や客間など使用目的があるのであればもちろん必要です。
ただ、何となくであるならば、『畳コーナー』でも十分だと思います。
しかも小上がりなんかにしたらカッコいいですよね!
 

畳スペースは作るけど、小上がりにするか、フラットなままにするかで悩む方もいらっしゃいます。

畳画像

その方のために、メリット・デメリットを見て行きましょう。

 

【メリット】

・段差部分に腰を掛けてくつろぐことが出来る。(座布団などを置いてソファー代わりに使える点はフラットな和室にはない魅力です)
・空間が立体的になる。(リビングの一角に小上がりの和室を設けると部屋が立体的になります)
・床のスペース有効利用。(小上がりの部分に収納を組み込むと床のスペースを収納と居室の2層として活用)

 

【デメリット】

・バリアフリーにはならない。(家全体をバリアフリーにしたいという場合には向かない)
・乳幼児がいる場合には注意が必要。(歩き始め、小さいお子様がいる場合には常に目を離さないようにする必要がある)
・家具の配置が難しくなる。(家具を置くスペースが限られてしまいます)
・お掃除ロボットが進入できない。(段差があるため)

小上がりの高さや収納の位置、広さなども考慮しましょう。

高さも10センチ程度の段差だと躓くことが多いので座りやすさを考えて30~40センチがいいようです。
この高さだと低めの椅子の座面高に近く、ご年配の方にも安定良く腰掛けられたり、立ち上がる時にも負担が少ない高さですが、天井と身長のバランスにも配慮が必要です。
小上がり下収納も何を入れるために設置するのか、誰が使うのかを考えてみてください。

おうちの相談窓口では、
そういった間取りについてもアドバイスさせていただきます。